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キシリトールはなぜ“歯にいい”の?🤔

2022年2月25日 (金)

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① ミュータンス菌に消化されない
キシリトールの大きな特徴は、“ミュータンス菌に直接働きかける”ことにあります。
通常、ミュータンス菌は糖分を食べて栄養分を吸収し、その過程で出た不要物を排出します。
しかし、キシリトールは別!ミュータンス菌は、キシリトールを喜んで摂取。しかし、栄養分として消化・吸収することができないのです。
結果、酸がつくられず、歯にとって良い変化をもたらします。

② バイオフィルム自体が減る
キシリトールが栄養分として消化されないと、
ネバネバ汚れや細菌が集まるためのチカラが
なくなり、バイオフィルム(細菌の膜)が
作られにくくなるのです。

③ 歯を溶かさない
ミュータンス菌はキシリトールを吸収できないので、もちろん酸も出なくなり
どのくらい出ないのかと言えばまったくのゼロ!

お口の中の酸性度を測ってもずっと中性を維持しています。酸が出なければ、歯は溶けない。
むし歯が進行する危険も減るのです。

④ むし歯ができにくい環境へ
キシリトールを摂っても、栄養分に変えられないミュータンス菌。人間であれば「もう食べるのはやめよう」となりますが、ミュータンス菌は何度でもキシリトールを摂りこみます。消化にエネルギーを使うものの栄養分にはできないので、どんどん弱りやがて活動できなくなります。
弱ったミュータンス菌は歯ブラシで簡単に落とせるため口腔内からいなくなります。
数ヶ月キシリトールを摂り続けると、口腔内が「むし歯のできやすい環境」から「できにくい環境」に変わることがわかっています。

⑤ キシリトールの効果的な摂り方
効果的な分量の目安は、粉末の場合1日に5~10g。キシリトール100%入りのガムだと3~10個にあたります。3ヶ月以上食べるとむし歯予防に効果的です。
キシリトールを摂るタイミングは、いつでもどこでもOK! 好きな時に摂れるのが大きなメリットです。一度にたくさん摂るよりも、「少量を回数多く」が効果的。1日10gを2年間食べ続けると、食べるのをやめてもその効果が続くという
結果もでています。

まとめ📌
• ミュータンス菌はキシリトールを消化できない
• 不溶性グルカン(ネバネバ)がつくられない⇒バイオフィルムがつくられにくくなる
• 酸が出ない⇒歯が溶けない
• プラークの性状が変わる⇒歯磨きで落としやすくなる。

100%キシリトールを効果的に摂る事によって
虫歯を予防して歯を大事にしましょう🦷
当院ではガムより食べやすい
キシリトールラムネを販売しています。
是非お声かけください😁

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